アンコバー

アンコバーは標高およそ3,000mに位置する、多くの歴史的過去をもつ田舎町です。急な小道のある高原の端に位置し、街の裏には深さ2,000mの渓谷があります。中世にはたくさんのキャラバン隊が、アファルや人口の多い低地から高地へとモノを運ぶため、ここを通過しました。アンコバー(’アンコの通行ゲート’と言われる)は交易ルートの主要な通過地点と関税所でした。

18世紀、ショアの王アムハ・イェサスはアンコバーに彼の住居を建設しました。それから、この街はミュニリク2世が宮殿をエントット山(アディス・アベバができた場所)に移した1878年までショア領土の首都でした。

興味深いのは、アンコバーの古い王家の住居の場所です。戦略的な理由から、住居はアンコバーの頂上から約2km後方の地形が切り立った急な丘にありました。 19世紀に丘の麓に建てられた3つの教会は、いまでも使用されています。しかしながら、住居があった証拠はわずかに残った城壁のみです。景観は素晴らしく、パノラマビューが山頂の周りに広がっています。北には岩山が、東には街が突如としてリフト・バレーの霧に姿を消しています。低地の熱を意識することでしょう。

かつて住居だった場所は、現在アンコバー・ロッジになっています。それは、以前の住居にインスパイアされた建築物となっています。ここも様々な所へと行くガイド・ツアーのスタート地点です。様々な美しい景観を楽しめます。ご要望があれば地元の農家の小屋にも訪れることが出来ます。ラバとともに長いハイキングをすることも可能です。またロッジでゆっくりとリラックスして過ごすことも出来ます。アディス・アベバから2日間でのツアーがおすすめです。(参照: OUR TOURS ショート・トリップ)

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食事と宿泊:アンコバーには大きなレストランがあります。シンプルですが美味しい料理を楽しめます。標高が高いので夜は冷え込みます。予備の寝袋をご用意することをおすすめします。

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